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From Miho Aoki vol.4

2015.05.14

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ハワイに越して来て、もうそろそろ10ヶ月になります。

私たちの購入した土地は1エーカー、1224坪の広さです。
以前に住んでいらしたオーナーさんはパーマーカルチャーを実践されていた事から、
今や多くの木々や植物、いろんな匂いのするお花が混ぜ合わさって密植して繁殖しています。

こう1年を通してみると、どれだけ前のオーナーさんが頑張ってこの庭をデザインしていたか、良く見えて来ます。
例えば、私たちが引っ越して来た頃は6月ライチーの実が良くなっていました、その後に続いて8月には桃、
パッションフルーツ、カカオ(この種を発酵して乾燥させるとカカオニブ、ココアになります。)
12月はとっても甘いみかん、そしてビワ、レモン、この4月はモルベリーの時期です。
どれも木からもぎ取ってそのまま食べたりすることが多いのですが、新鮮極まりないです。
バナナとアボカドとサトウキビ、パパイヤなどは年がら年中、採れます。
きっと今後も梅やフィグ、マンゴーやらグレープフルーツとぞくぞく続いて行きそうな感じです。
前のオーナーさんが、このように時期を少しずつずらしながら収穫出来るように木々を植えていったのだな〜と関心です。
お花も同じように、いろいろな色や匂いが風を通して伝わってきます。 
ニューヨークにいた時はこんな生活夢にも見ませんでした。

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まず一番始めに思った事が、このような食べ物を自分の庭で、自然栽培し(というか、勝手にはえて来てくれて)、
即、台所で調理して食べる事の贅沢さ。どんな高級なオーガニックマーケットで無農薬の野菜やフルーツを買ってきたとしても、
私の家で自分の手でハーベストして、出来るだけ時間が経たないうちに口に入れるという事、
どれだけ多くの酵素やビタミンが含まれていることか、思いも知れません。
実際、それぞれ味も凄く濃厚でとても美味しく、体に良さそうだと実感しています。
材料のクオリーティーが高い分、シンプルな調理で全然オーケーです。

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この写真では家で採れた山芋(ジャマイカの白芋とよばれているそうですが、山芋のようにネバネバしています。)で
簡単ニョッキを作りました。ゴルゴンゾーラチーズは購入しましたが、その他のハーブやナッツは庭からの収穫です。
また、最近、我が家の庭に住んでいる鶏が卵を産みました!!そこから2個程いただいて、
家で採れた沖縄ほうれん草ときゅうりやアボカド、ハーブでタパナーを作りました。
今、野菜の種を蒔いたばかりなので、収穫出来る程ないのですが、今後、沢山の種を蒔いて、重宝しそうな野菜を菜園し、
100%とは言いませんが出来る限りの材料で食事が作れたら、最高だと思います。


そして次に思った事が、パーマーカルチャーについてです。
私はパーマーカルチャーについて初心者なので、何とも語れないのですが、凄く興味あり勉強中です。
パーマーカルチャーとは一言で言うと“循環することのデザイン” だそうです。自然そのものを観察し、
世界中の伝統的文化の知恵を学び、現代の知識を融合させ適応可能にまとめあげるライフスタイルのデザインシステムだそうです。
不必要なものをただ捨てるだけでなく、利用出来る物を最大限利用していこうという考えで、家ででるものを、ゴミとして捨てるだけではなく、
利用出来る物はコンポストのように利用する。自然から受けられる恵みは、無駄なく利用する。
太陽熱や井戸水/雨水の再利用を近代のテクノロジーを取り入れて利用可能にするといったことです。
自然を破壊する方向に使うのでなく、自然と共存する事だけに使います。

調和のとれた森/オアシスを外から見守って、何か問題があったら其れを見つけて元の循環に戻せるように手を加えてあげる。
例えば、ある木があまりにも大きくなりすぎたので、まわりにある木々がお日様の光を浴びられず、
フルーツがなりにくい場合など、枝を少しきってあげるといったようなお世話です。

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いわゆる、今までの自己中心な観点は、昔から存在していた大自然の秩序をかなり乱していたことに、気付かされました。
科学肥料を蒔いて、雑草をころしたところで、そのまわりで、生活する虫やコンパニオンになりえる草は全滅してしまい、
まったく調和を失った世界になってしまうのです。
すると、科学薬品のおかげで、その植物は生き残るにしてもひ弱になり、科学薬品を与え続けないといけないシステムです。
また、科学薬品を土に蒔くことによって、きれいであるべき土がどんどん汚くなっていくといった始末です。
なんかこの悪循環、今の都会の社会を思わされるばかりで、はっとさせられます。


生命の源であるこの森をどんどん壊してしまって来たことに深く反省し、小さいながらも自分の周りからでも森を活性化出来るように
貢献したいと思えているのも、こんな美味しい食べ物が庭で収穫できる喜びを知ってしまったからだとおもいました。

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